沈降破傷風トキソイド「生研」の出荷停止に伴う抗破傷風免疫グロブリン製剤の限定出荷について

会員各位

 既に沈降破傷風トキソイド「生研」の出荷一時停止に関する情報と、日本救急医学会・日本外傷学会の提言についてのご案内を
差し上げておりますが、現在、全国の抗破傷風免疫グロブリン製剤の使用量が増加し、安定供給に支障を来し始めております。
この状況を踏まえ、日本血液製剤機構より抗破傷風免疫グロブリン製剤を限定出荷せざるを得ない旨の通知文書が出されましたので、
情報共有いたします。

詳細につきましては、添付の文書をご確認ください。

抗破傷風人免疫グロブリン『テタノブリン筋注用250 単位 』並びに『テタノブリン IH 静注 250 単位 』及び
『テタノブリン IH 静注 1500 単位 』 に関する既存出荷先以外からの 注文 辞退と 限定出荷 実施 へのご理解とお願い


以上


日本臨床救急医学会









【周知依頼】令和7年度 革新的自殺研究推進プログラム 委託研究公募のご案内(いのち支える自殺対策推進センター)

会員各位

 厚生労働大臣指定法人・一般社団法人いのち支える自殺対策推進センターより、令和7年度革新的自殺研究推進プログラムの委託研究公募の周知依頼がございましたので、ご案内いたします。
 詳細につきましては下記をご覧ください。

*◆令和7年度 革新的自殺研究推進プログラム 委託研究公募のお知らせ◆*
いのち支える自殺対策推進センターは、令和2年4月1日に「自殺対策の総合的かつ効果的な実施に資するための調査研究及びその成果の活用等の推進に関する法律(令和元年法律第三十二号)」に基づき、厚生労働大臣より指定を受けた法人として始動しました。当センターでは、誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指し、科学的根拠に基づいた自殺総合対策を強力に推進するため、平成29年に官民横断型の研究プログラムとして創設された革新的自殺研究推進プログラムを実施しています。
本プログラムでは、自殺が多様かつ複合的な原因及び背景を有することに鑑み、保健医療のみならず他部門との連携の在り方を含めた学術的基盤を強化するとともに、日本の政策及び社会へ還元することを目的として、実践的研究や政策研究を中心とした、幅広い分野の研究者等に対して公募による委託研究を実施しています。

*【革新的自殺研究推進プログラムとは】*
革新的自殺研究推進プログラムは、平成28年4月1日に施行された改正自殺対策基本法の理念と趣旨に基づき、政府が推進すべき自殺対策の指針として策定された「自殺総合対策大綱~誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して~(令和4年10月14日閣議決定)」に明記されている研究事業です。本プログラムは平成29年度に官民横断型の研究プログラムとして創設され、令和2年度から、いのち支える自殺対策推進センターが管理・運営にあたっています。
本プログラムは、自殺対策の現場(最前線)の取組が研究の対象となり、研究で得られたエビデンス等が政策の根拠となって、実現された政策が自殺対策の現場の取組を更に後押しするような、自殺対策の「現場」と「研究」と「政策」の連動性を高めるための、革新的な自殺対策研究の推進を目的としています。

*【公募概要】*
研究期間:令和7(2025)年度内の契約締結日~最大3年度間(最長で令和9(2027)年度末まで)
研究費:1課題につき年度あたり最大400万円(直接経費)
    ※間接経費は直接経費に対して原則として一定比率(30%)で交付
公募領域:3領域と若手研究者枠※令和7年度は合計4課題程度を採択予定
公募期間:2025年7月18日(金)~8月15日(金)17:30まで

*【公募研究領域】*
領域1:こども・若者に対する支援プログラムの構築・実践
領域2:自殺ハイリスク群に対する支援プログラムの構築・実践
領域3:デジタル関連技術(AI, IoT)やビッグデータを活用した自殺対策プログラムの構築・実践
特別枠:若手研究枠(自殺対策に関する自由テーマ)

*【公募申請方法および詳細情報】*
いのち支える自殺対策推進センターホームページにて公募要領、公募申請書などの情報を公開しております。
下記のURLよりご確認ください。
https://jscp.or.jp/research/program.html

*【問い合わせ先】*
厚生労働大臣指定法人・一般社団法人 いのち支える自殺対策推進センター(JSCP)
革新的自殺研究推進プログラム事務局
E-mail:irpsc@jscp.or.jp

事務所の夏季休業は8月12日(火)~8月15日(金)になります

会員各位

平素より本学会の活動にご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございます。
下記の期間、事務所は夏季休業とさせていただきます。

夏季休業期間:2025年8月12日(火)~ 2025年8月15日(金)

つきましては、8月9日(土)~8月17日(日)まで休業となりますので、
メールの確認・ご返信は8月18日(月)以降、順次対応させていただきます。
ご不便をお掛けしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

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日本臨床救急医学会事務所:
メール:jsem_jimu@herusu-shuppan.co.jp
電話:03-3380-2704
   (営業時間:平日 9:30 ~ 17:30)
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沈降破傷風トキソイド「生研」の出荷停止に関するお知らせ

会員各位

標記の件につきまして、以下のように二学会からお知らせがございましたので、ご連絡いたします。

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沈降破傷風トキソイド「生研」の製造販売元であるデンカ株式会社および販売元の田辺三菱製薬株式会社より、
当該製品の出荷を一時停止するとの発表がありましたので、皆様にお知らせいたします。
詳細につきましては、以下の文書をご確認ください。

沈降破傷風トキソイド「生研」の出荷停止のご案内とお詫び(PDF)

本件は救急・外傷診療の現場において大きな影響を及ぼす可能性があると両学会では認識しており、
今後の動向を注視しております。

創傷処置の原則である、創部の洗浄・デブリドメントを、これまで以上に厳重に実施することにご留意ください。
新たな情報が入り次第、改めて皆様に情報提供を行う予定です。

以上

日本救急医学会
代表理事 溝端 康光
日本外傷学会
代表理事 渡部 広明

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【周知依頼】第21回・第22回小児病院前救護トレーニングコース開催のご案内

関係者各位

下記の通り、第21回・第22回小児病院前救護トレーニングコース(PPMECコース)の開催が決定いたしました。
受講を希望される方は、申し込みフォームよりご連絡ください。

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■ 第21回PPMEC Advanced course(第11回日本救急救命学会学術集会併設)
開催日時:令和7年10月11日(土)13:00~16:30
開催会場:国士舘大学 世田谷キャンパス(東京現地開催)

<第21回PPMEC 受講申し込みフォーム>https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfRNVwvld7VnVbH_BXpucEk9HJxQ-DLpiy4-UqLIlqrSpa4Sw/viewform?usp=dialog

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■ 第22回PPMEC Basic course
開催日時:令和7年9月20日(土)13:00~16:00
開催形式:WEB開催

<第22回PPMEC 受講申し込みフォーム>
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSePMRW6EziS4Lj8Gt1-mIAWv4Vw5Ne4c8a3T9xlyeEJkiLs1g/viewform?usp=dialog

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・参考用:小児病院前救護トレーニングコース(PPMEC)
https://ped-em-care.com/ppmec/










PPMECガイドブック2025の発売が開始されました。

会員各位

 PPMECは、PEMECコースでは十分に網羅することができなかった小児傷病者への対応として、「小児の評価」「基本的な気道管理」「高度な気道確保器具を用いた気道管理」「アナフィラキシーへの対応」について、実技を中心に系統的に学習できるよう構成されています。
本書では、PEMEC同様に、総務省消防庁の「緊急度判定プロトコルVer.3」と整合性をもつアルゴリズムを用いて、小児病院前救護を行うために必要な概念を整理しています。また、小児病院前救護活動で遭遇する頻度が比較的高いと考えられる7つの症候に対応できるよう、実践的なシナリオが掲載されています。

小児病院前救護の質向上の一助になれば幸いです。


「PPMECガイドブック2025」の書籍ページ
https://www.herusu-shuppan.co.jp/116-2/

小児病院前救護トレーニングコース(PPMEC)
https://ped-em-care.com/ppmec/


日本臨床救急医学会
小児病院前救護トレーニングコースガイドブック編集委員会










【周知依頼】「医療安全全国フォーラム2025」開催のご案内(医療安全全国共同行動)

会員各位

本会が正会員団体として登録しております、医療安全全国共同行動様より、
2025年9月15日(月・祝)開催の
「医療安全全国フォーラム2025」について、開催のご案内がございました。
詳細は下記よりご確認ください。

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【医療安全全国フォーラム2025】

・日時:2025年9月15日(月・祝)13:00~16:00

・会場:学研ホール(東京都品川区西五反田二丁目11番8号 3F)

・内容:フォーラムの概要はこちらよりご参照ください。

・オンデマンド配信:視聴期間 9/22~10/10

・詳細、申込URL: https://kyodokodo.jp/seminar/annai/forum20250915/
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【周知依頼】転院搬送における救急車の適正利用の推進について(厚生労働省)

関係者各位

 厚生労働省医政局地域医療計画課より、転院搬送における救急車の適正利用の推進について、各都道府県に対し通知を発出したとのことご報告がございましたので、お知らせいたします。
 詳細については、下記資料をご確認頂き、転院搬送における救急車の適正利用の取り組みにご協力いただけますようお願い申し上げます。

<資料>
(本会宛て)転院搬送における救急車の適正利用の推進について(依頼)(PDF)
(各都道府県宛て:令和7年6月30日通知)転院搬送における救急車の適正利用の推進について(PDF)
(別添・参考用:平成28年3月31日通知)転院搬送における救急車の適正利用の推進について(PDF)










【周知依頼】「法的脳死判定マニュアル2024」「法的脳死判定マニュアル2024に関する質疑応答書」について(厚生労働省)

関係者各位

 厚生労働省健康・生活衛生局難病対策課 移植医療対策推進室より、「法的脳死判定マニュアル2024」「法的脳死判定マニュアル2024に関する質疑応答書」について、周知依頼がございました。
 詳細については、下記資料をご確認頂きますようお願い申し上げます。

<資料>
「法的脳死判定マニュアル2024」について(依頼)(PDF)
(別添)法的脳死判定マニュアル2024(PDF)
(ご参考)法的脳死判定記録書(PDF)

「法的脳死判定マニュアル2024に関する質疑応答書」について(依頼)(PDF)
(別添1)法的脳死判定マニュアル2024に関する質疑応答書(PDF)
(別添2)法的脳死判定記録書に関する確認事項(PDF)










【重要】第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会の抄録集について

会員各位

平素より本学会の活動にご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございます。
第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会の抄録集(『日本臨床救急医学会雑誌』第28巻第2号)についてご連絡いたします。

既存会員の皆様および、5月31日までに年会費を納入いただいた新規会員の皆様におかれましては、
登録済みの送付先へ抄録集の発送が完了しておりますのでご報告いたします。

6月1日以降に年会費を納入いただいた新規会員の皆様の中で、6月19日(木)~21日(土)に横浜で開催される、
「第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会」にお越しになる方につきましては、現地にて抄録集をお渡しさせていただきます。
お受け取りをご希望の方は、恐れ入りますが、パシフィコ横浜 会議センター 2階の学会事務局受付(新入会・年会費受付)まで
お越しいただき、スタッフにお声掛けいただけますと幸いです。
なお、当日現地にて、新規入会手続きをされた方につきましても抄録集をお渡しさせていただきます。
学会事務局の受付可能時間は下記となります。

受付窓口:6月20日(金)8:00~17:00
     6月21日(土)8:30~16:00

※6月19日(木)は受付しておりませんので、ご了承ください。
※時間帯によっては、各種対応等で一時受付を閉鎖する場合がございます。


何卒よろしくお願い申し上げます。

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日本臨床救急医学会事務局:
メール:jsem_jimu@herusu-shuppan.co.jp
電話:03-3380-2704
   (営業時間:9:30 ~ 17:30)
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「令和7年度自殺未遂者ケア研修」(一般救急版)申込開始のお知らせ

関係者各位

「令和7年度自殺未遂者ケア研修」(一般救急版)の参加申し込みが開始となりました。
受講をご希望の方は下記のページより詳細、応募方法をご確認ください。
なお、例年、年2回の開催ですが、令和7年度の「一般救急版」は今回のみの開催となりますのでご注意ください。
多数のご参加をお待ちしております。

自殺未遂者ケア研修










R7年度 救急認定薬剤師認定講習会の参加申込開始について

R7年度 救急認定薬剤師認定講習会の参加申し込みを開始いたしました。
詳細はこちらよりご確認いただき、お申し込みをお願いいたします。

なお、本講習会は「救急認定薬剤師認定委員会が開催する講習会」であり、どなたでも受講できます。
多数のご参加をお待ちしております。










Asian Conference on Emergency Medicine 2025(ACEM25)の開催のお知らせ

会員各位

2025年12月10日~13日にアラブ首長国連邦のドバイで「ACEM25」が開催されますのでご案内いたします。
詳細は下記の公式サイトをご確認ください。

ACEM25(Asian Conference on Emergency Medicine 2025)

カンファレンスのプロモーションページは、
こちらよりご確認いただけます。

なお、「ACEM25」へ本会が支援することになりましたのでご報告いたします。










【周知依頼】救急隊員が抱える身体的・心理的負担に関する調査(二次アンケート)の実施について


各消防本部 救急担当部署ご担当者様
救急隊員として従事している全ての消防職員の皆様

救急隊員が抱える身体的・心理的負担に関する調査(二次アンケート)の周知について

謹啓
新緑の候、貴会におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 超高齢化社会の進行に伴い、全国的に救急搬送件数が増加する中、救急隊員の皆様におかれましては、
日々休む間もなく病院前医療の最前線でご尽力いただいておりますこと、心より敬意を表します。
 さて、このたび日本臨床救急医学会では、救急活動時における救急隊の活動向上を目的として
「救急活動時の救急隊の活動向上に向けた検討委員会」を設置し、
救急隊員が抱える身体的・心理的負担についての調査・検討を進めております。
 本調査の一環として実施いたしました一次アンケート(調査結果はこちら)に続き、
さらなる実態把握および今後の具体的支援策の検討を目的に、二次アンケートを実施する運びとなりました。
 つきましては、本調査の趣旨をご理解賜り、全国720消防本部及び救急隊員の皆様へのアンケート調査の周知について、
何卒ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 ご多忙の折、誠に恐縮ではございますが、救急隊員の勤務環境の改善と救急医療体制の質的向上に資するべく、
引き続きご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
謹白

一般社団法人日本臨床救急医学会
代表理事 溝端 康光
救急活動時の救急隊の活動向上に向けた検討委員会
委員長  田中 秀治

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~ 二次アンケートの概要 ~

【調査方法】
Googleフォームを使用したWEBアンケート調査

【回答対象者】
①令和7年度、救急隊員として従事している全ての消防職員
②全国の消防組織の救急担当部署代表者(1名) ※消防本部代表として

【回答方法】
以下の依頼書(「各消防本部様へのご依頼」)の中の「別紙」をご参照いただき、
①は救急隊員個人用QRコード、②は消防本部用QRコードを読み取りご回答ください。
(もしくは上記の赤字をクリックすると、回答フォームにアクセスできます。)
②は依頼書の4ページ目以降にございます「消防本部コード」のご入力もお願いいたします。
各消防本部様へのご依頼 (PDF)

【回答期限】
2025年7月31日(木)まで

【参考:アンケート調査項目】
全国の救急隊員個人に向けたアンケート調査項目(二次アンケート) (PDF)
全国消防本部に向けたアンケート調査項目(二次アンケート) (PDF)
※アンケート内容の確認用になります。ご回答はQRコードよりお願いいたします。

【調査責任者・問い合わせ先】
一般社団法人日本臨床救急医学会
救急活動時の救急隊の活動向上に向けた検討委員会
委員長 田中 秀治
E-mail:hidetana@kokushikan.ac.jp
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第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会中の指定(更新用)講習会、日病薬単位申請について


本会HPの「救急専門・認定薬剤師について」のページに、下記を掲載いたしました。
詳細はこちらよりご確認ください。

・第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会中の指定(更新用)講習会
 →指定講習会は、既に認定資格をお持ちで、更新希望者のみが対象となります。
・第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会中の日病薬単位申請について










【周知依頼】第20回小児病院前救護トレーニングコース・アドバンスコース開催のご案内

関係者各位

6月の第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会に併設し、「第20回小児病院前救護トレーニングコース・アドバンスコース」
を開催いたします。

詳細は下記をご確認ください。

PPMEC_rogo.png

第20回小児病院前救護トレーニングコース・アドバンスコース

開催日時 2025年6月19日(木) 13:00~16:30
開催地 第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会 パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
募集定員 20名程度
申込方法 応募フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe3TR2e2v1ZPmBVMJKC1legFbaIt-bZFM1nkoclR1jIdATEUQ/viewform
*募集定員に達した時点で応募は終了します。

参考用:小児病院前救護トレーニングコースHP
 https://ped-em-care.com/ppmec/

【周知依頼】「バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートする体制構築に係る提言2025」について

「バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートする体制構築に係る提言2025」について

日本臨床救急医学会
バイスタンダー体制検討委員会
委員長 名知 祥

 応急手当を市民が行う事によって何らかのストレスを受ける可能性があり、何らかの有害事象を危惧することで応急手当の実施の障壁となる可能性があるにも関わらず、社会の認識は少なく公的なサポートは殆どない現状があります。このような現状を踏まえ、当委員会では、応急手当に関わったすべての市民(バイスタンダー)に何らかの心的ストレスが生じる可能性があることを社会に周知し、バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートするために、「バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートする体制構築に係る提言2025」を添付のとおり公表します。

 本提言は、同様の目的で2015年に公表した「バイスタンダーとして活動した市民の心的ストレス反応をサポートする体制構築に係る提案」、2020年に公表した「バイスタンダーとして活動した市民の心的ストレス反応をサポートする体制構築に係る提言2020」に引き続いて行うものです。

 提言作成の経緯、提言内容の概要は、次のとおりです。詳細は、スライド形式の資料をご参照ください。

 バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートする体制構築に係る提言2025

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「バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートする体制構築に係る提言2025」概要

(提言作成の経緯など)

・応急手当を市民が行う事によって何らかのストレスを受ける可能性があるにも関わらず、社会の認識は少なく公的なサポートは殆どない現状があった。

・当委員会ではこのような現状を踏まえ、応急手当に関わったすべての市民に何らかの心的ストレスが生じる可能性があることを社会に周知し、バイスタンダーとして活動した市民の心的ストレス反応をサポートするために「バイスタンダーとして活動した市民の心的ストレス反応をサポートする体制構築に係る提案」を2015年に公開した。

・当委員会からの提案により「JRC蘇生ガイドライン2015」にバイスタンダーの精神的な有害事象に関する記載がなされ、「救急蘇生法の指針2015」はじめ、蘇生に関わる消防や日赤などの各種テキストにも引用された。

・2020年にも提言を発表し、公的なサポート対策も少しずつ進んできたがまだ十分とは言い難い。

・20253月現在までにできた事、できていない事を含めて新たに提言を行う。

・バイスタンダーが緊急事案に遭遇した際、何らかの有害事象を危惧することにより、心肺蘇生を含めた応急手当実施の障壁となる可能性がある。またそのことにより、社会復帰率が低下することも懸念される。

・当委員会は、エキスパートコンセンサス、すなわち有識者の合意形成というプロセスにより、バイスタンダーのサポートに関する提言を行う。

・JRC蘇生ガイドライン2025に本提言の骨子が採用され、バイスタンダーサポート体制が社会に浸透することを目指す。

(提言の内容)

・全ての応急手当実施者(バイスタンダー)は身体的・精神的・社会的に保護される必要がある。

・バイスタンダーが保護されることは、応急手当実施における障壁の軽減につながり、救える命を救うことにつながっていく。

・市民にとって応急手当に関わることは非日常の体験であり、多かれ少なかれ心的ストレスが生じ、何らかの影響が起こりうる。そのほとんどは問題なく時間とともに軽減するが、特別な対応が必要な人も存在する。このことを社会の共通認識にし、社会全体でサポートする必要がある。

・消防・医療機関・行政・保健所など地域社会全体で、下記のようなバイスタンダーサポート体制を構築する必要がある。

 ▷県/地域MC協議会がサポート体制の構築を主導する

 ▷応急手当講習会や学校等での救命教育では、応急手当実施時に心的ストレスが生じうることを伝える

 ▷口頭指導時に心的ストレスに対して配慮する

 ▷応急手当時にバイスタンダーへ感謝カードを配付する

 ▷地域毎のサポート窓口の設置(消防本部、保健所、医療機関など)とともにサポート体制があることを周知する

 ▷バイスタンダー保険を導入する

 ▷ストレスチェックリストを活用する

・中学校・高等学校だけでなく、小学校での救命教育(心肺蘇生や応急手当教育)の普及や、市民が応急手当を行う事が当たり前の土壌づくりを推進していく必要がある。

・バイスタンダーの法的な保護について、現行の民法・刑法で免責できると考えられている。

・しかし、心停止が疑われる女性傷病者を救護することへの躊躇などを考えると、海外における「善きサマリア人の法」のようなバイスタンダーを守るための法整備が必要と考える。

救急・集中治療における薬剤師研修コース(救急外来試行版)参加者募集について


2025年6月に開催される「第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会」において、
「救急・集中治療における薬剤師研修コース(救急外来試行版)」の開催が決定いたしました。

こちらのページにて参加者募集を行っておりますので、ご確認ください。

募集締切は5月23日(金)までとなります。










第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会 参加登録の受付開始のお知らせ

会員各位

2025年6月に開催される「第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会」の参加登録の受付が開始されておりますのでご案内いたします。
詳細はこちらよりご確認ください。


【学術集会の参加登録についての問い合わせ先】
第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会 運営事務局
株式会社学会サービス内
TEL:03-3496-6950
E-mail:info-jsem28@gakkai.co.jp


【学会本体への入会手続き、会員番号等に関する問い合わせ先】
日本臨床救急医学会事務所
TEL:03-3380-2704
E-mail:jsem_jimu@herusu-shuppan.co.jp









【公示】R7年度 救急認定薬剤師認定講習会について

R7年度 救急認定薬剤師認定講習会の開催が決定いたしました。
詳細はこちらよりご確認ください。