PEMEC策定の経緯
2008年、溝端康光先生(大阪市立大学大学院医学研究科 救急医学・教授、大阪市立大学医学部附属病院救命救急センター・センター長)を委員長として、初期対応標準化を図るための小委員会(PEMEC検討小委員会)が日本臨床救急医学会に設置され、議論を重ねてきました。このPEMEC検討小委員会によって策定されたのがPEMECアルゴリズムです。検討の成果は、(株)へるす出版より「PEMEC(Prehospital Emergency Medical Evaluation and Care)救急隊員による疾病の観察・処置の標準化ガイドブック」として2017年に出版されました。
その後、PEMEC検討小委員会はPEMEC小委員会に改組され、さらに2021年からはPEMEC企画運営小委員会と臨床教育開発推進機構 (ODPEC)が協力し、 PEMEC啓蒙と普及のため活動を行っています。