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PEMECとは?


 PEMEC(Prehospital Emergency Medical Evaluation and Care)は、救急隊員による疾病の観察・処置のための標準アルゴリズムです。現在、PEMECアルゴリズムの策定とトレーニングプログラムの運営・認定は、臨床救急医学会PEMEC企画運営小委員会が行っています。

 PEMECの目的は、内因性疾病傷病者の「防ぎ得た死亡と後遺症(Preventable mortality & morbidity)」を防ぐことにあります。PEMECによって内因性疾病傷病者の病態理解および正確で迅速な重症度・緊急度判定が促進されるとともに、評価に基づいた適切な救急救命処置が可能となるでしょう。

 PEMECは心肺停止や意識障害、脳卒中など、重篤な病態を呈する傷病者に対する適切な病院前救護を提供するとともに、BLS、PCEC/ PSLSなどの標準アルゴリズムの適用を促します。

PEMECの対象となる傷病者


 PEMECの対象となる傷病者は、通報の段階で心肺停止なし、外傷なしの内因性疾病傷病者です。PEMECの対象となる傷病者には、PCECで扱う意識障害傷病者や、PSLSで扱う脳卒中傷病者も含まれます。もちろん、重篤ではない中等症以下の内因性疾病傷病者も全て含まれています。つまり、PEMECの対象となるのは、心肺停止および外傷以外の全ての傷病者です。


 「救急医療の初期対応標準化」という特性から、PEMECは心肺停止傷病者や外傷傷病者に対する初期救護アルゴリズムとしても使用できるよう配慮されており、各標準アルゴリズムの「入口」としての機能も果たします。したがって、広い意味では、PEMECは全ての傷病者に適用することができます。