Asian Conference of Emergency Medicine 2025(ACEM25)の開催のお知らせ

会員各位

2025年12月10日~13日にアラブ首長国連邦のドバイで「ACEM25」が開催されますのでご案内いたします。
詳細は下記の公式サイトをご確認ください。

ACEM25(Asian Conference of Emergency Medicine 2025)

カンファレンスのプロモーションページは、
こちらよりご確認いただけます。

なお、「ACEM25」へ本会が支援することになりましたのでご報告いたします。










【周知依頼】救急隊員が抱える身体的・心理的負担に関する調査(二次アンケート)の実施について


各消防本部 救急担当部署ご担当者様
救急隊員として従事している全ての消防職員の皆様

救急隊員が抱える身体的・心理的負担に関する調査(二次アンケート)の周知について

謹啓
新緑の候、貴会におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 超高齢化社会の進行に伴い、全国的に救急搬送件数が増加する中、救急隊員の皆様におかれましては、
日々休む間もなく病院前医療の最前線でご尽力いただいておりますこと、心より敬意を表します。
 さて、このたび日本臨床救急医学会では、救急活動時における救急隊の活動向上を目的として
「救急活動時の救急隊の活動向上に向けた検討委員会」を設置し、
救急隊員が抱える身体的・心理的負担についての調査・検討を進めております。
 本調査の一環として実施いたしました一次アンケート(調査結果はこちら)に続き、
さらなる実態把握および今後の具体的支援策の検討を目的に、二次アンケートを実施する運びとなりました。
 つきましては、本調査の趣旨をご理解賜り、全国720消防本部及び救急隊員の皆様へのアンケート調査の周知について、
何卒ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 ご多忙の折、誠に恐縮ではございますが、救急隊員の勤務環境の改善と救急医療体制の質的向上に資するべく、
引き続きご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
謹白

一般社団法人日本臨床救急医学会
代表理事 溝端 康光
救急活動時の救急隊の活動向上に向けた検討委員会
委員長  田中 秀治

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~ 二次アンケートの概要 ~

【調査方法】
Googleフォームを使用したWEBアンケート調査

【回答対象者】
①令和7年度、救急隊員として従事している全ての消防職員
②全国の消防組織の救急担当部署代表者(1名) ※消防本部代表として

【回答方法】
以下の依頼書(「各消防本部様へのご依頼」)の中の「別紙」をご参照いただき、
①は救急隊員個人用QRコード、②は消防本部用QRコードを読み取りご回答ください。
(もしくは上記の赤字をクリックすると、回答フォームにアクセスできます。)
②は依頼書の4ページ目以降にございます「消防本部コード」のご入力もお願いいたします。
各消防本部様へのご依頼 (PDF)

【回答期限】
2025年7月31日(木)まで

【参考:アンケート調査項目】
全国の救急隊員個人に向けたアンケート調査項目(二次アンケート) (PDF)
全国消防本部に向けたアンケート調査項目(二次アンケート) (PDF)
※アンケート内容の確認用になります。ご回答はQRコードよりお願いいたします。

【調査責任者・問い合わせ先】
一般社団法人日本臨床救急医学会
救急活動時の救急隊の活動向上に向けた検討委員会
委員長 田中 秀治
E-mail:hidetana@kokushikan.ac.jp
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第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会中の指定(更新用)講習会、日病薬単位申請について


本会HPの「救急専門・認定薬剤師について」のページに、下記を掲載いたしました。
詳細はこちらよりご確認ください。

・第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会中の指定(更新用)講習会
 →指定講習会は、既に認定資格をお持ちで、更新希望者のみが対象となります。
・第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会中の日病薬単位申請について










【周知依頼】第20回小児病院前救護トレーニングコース・アドバンスコース開催のご案内

関係者各位

6月の第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会に併設し、「第20回小児病院前救護トレーニングコース・アドバンスコース」
を開催いたします。

詳細は下記をご確認ください。

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第20回小児病院前救護トレーニングコース・アドバンスコース

開催日時 2025年6月19日(木) 13:00~16:30
開催地 第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会 パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
募集定員 20名程度
申込方法 応募フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe3TR2e2v1ZPmBVMJKC1legFbaIt-bZFM1nkoclR1jIdATEUQ/viewform
*募集定員に達した時点で応募は終了します。

参考用:小児病院前救護トレーニングコースHP
 https://ped-em-care.com/ppmec/

【周知依頼】「バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートする体制構築に係る提言2025」について

「バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートする体制構築に係る提言2025」について

日本臨床救急医学会
バイスタンダー体制検討委員会
委員長 名知 祥

 応急手当を市民が行う事によって何らかのストレスを受ける可能性があり、何らかの有害事象を危惧することで応急手当の実施の障壁となる可能性があるにも関わらず、社会の認識は少なく公的なサポートは殆どない現状があります。このような現状を踏まえ、当委員会では、応急手当に関わったすべての市民(バイスタンダー)に何らかの心的ストレスが生じる可能性があることを社会に周知し、バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートするために、「バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートする体制構築に係る提言2025」を添付のとおり公表します。

 本提言は、同様の目的で2015年に公表した「バイスタンダーとして活動した市民の心的ストレス反応をサポートする体制構築に係る提案」、2020年に公表した「バイスタンダーとして活動した市民の心的ストレス反応をサポートする体制構築に係る提言2020」に引き続いて行うものです。

 提言作成の経緯、提言内容の概要は、次のとおりです。詳細は、スライド形式の資料をご参照ください。

 バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートする体制構築に係る提言2025

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「バイスタンダーの心的ストレス反応等をサポートする体制構築に係る提言2025」概要

(提言作成の経緯など)

・応急手当を市民が行う事によって何らかのストレスを受ける可能性があるにも関わらず、社会の認識は少なく公的なサポートは殆どない現状があった。

・当委員会ではこのような現状を踏まえ、応急手当に関わったすべての市民に何らかの心的ストレスが生じる可能性があることを社会に周知し、バイスタンダーとして活動した市民の心的ストレス反応をサポートするために「バイスタンダーとして活動した市民の心的ストレス反応をサポートする体制構築に係る提案」を2015年に公開した。

・当委員会からの提案により「JRC蘇生ガイドライン2015」にバイスタンダーの精神的な有害事象に関する記載がなされ、「救急蘇生法の指針2015」はじめ、蘇生に関わる消防や日赤などの各種テキストにも引用された。

・2020年にも提言を発表し、公的なサポート対策も少しずつ進んできたがまだ十分とは言い難い。

・20253月現在までにできた事、できていない事を含めて新たに提言を行う。

・バイスタンダーが緊急事案に遭遇した際、何らかの有害事象を危惧することにより、心肺蘇生を含めた応急手当実施の障壁となる可能性がある。またそのことにより、社会復帰率が低下することも懸念される。

・当委員会は、エキスパートコンセンサス、すなわち有識者の合意形成というプロセスにより、バイスタンダーのサポートに関する提言を行う。

・JRC蘇生ガイドライン2025に本提言の骨子が採用され、バイスタンダーサポート体制が社会に浸透することを目指す。

(提言の内容)

・全ての応急手当実施者(バイスタンダー)は身体的・精神的・社会的に保護される必要がある。

・バイスタンダーが保護されることは、応急手当実施における障壁の軽減につながり、救える命を救うことにつながっていく。

・市民にとって応急手当に関わることは非日常の体験であり、多かれ少なかれ心的ストレスが生じ、何らかの影響が起こりうる。そのほとんどは問題なく時間とともに軽減するが、特別な対応が必要な人も存在する。このことを社会の共通認識にし、社会全体でサポートする必要がある。

・消防・医療機関・行政・保健所など地域社会全体で、下記のようなバイスタンダーサポート体制を構築する必要がある。

 ▷県/地域MC協議会がサポート体制の構築を主導する

 ▷応急手当講習会や学校等での救命教育では、応急手当実施時に心的ストレスが生じうることを伝える

 ▷口頭指導時に心的ストレスに対して配慮する

 ▷応急手当時にバイスタンダーへ感謝カードを配付する

 ▷地域毎のサポート窓口の設置(消防本部、保健所、医療機関など)とともにサポート体制があることを周知する

 ▷バイスタンダー保険を導入する

 ▷ストレスチェックリストを活用する

・中学校・高等学校だけでなく、小学校での救命教育(心肺蘇生や応急手当教育)の普及や、市民が応急手当を行う事が当たり前の土壌づくりを推進していく必要がある。

・バイスタンダーの法的な保護について、現行の民法・刑法で免責できると考えられている。

・しかし、心停止が疑われる女性傷病者を救護することへの躊躇などを考えると、海外における「善きサマリア人の法」のようなバイスタンダーを守るための法整備が必要と考える。

救急・集中治療における薬剤師研修コース(救急外来試行版)参加者募集について


2025年6月に開催される「第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会」において、
「救急・集中治療における薬剤師研修コース(救急外来試行版)」の開催が決定いたしました。

こちらのページにて参加者募集を行っておりますので、ご確認ください。

募集締切は5月23日(金)までとなります。